エアーズロック登山が全面禁止!2019年10月26日から

ガッデム特派員

ウルル(エアーズロック)について



(ワーホリに人気がある1泊2日、2泊3日のエアーズロックツアーの一覧はこちら

エアーズロック周辺の国立公園を管轄する「ウルルーカタジュタ国立公園の役員会」は、2019年10月26日からエアーズロックの登山を禁止することを決めました。

エアーズロックの周辺を歩くツアーは今後も催行されますが、「ウルル登山」は禁止となります。現在ウルルの登山ツアーは日本語で催行されています。

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役員会は、アボリジニのアナングコミュニティーなどからの要請を受け、ウルル登山を禁止するよう決定を下した。アボリジニにとってウルルは神聖な場所で、テーマパークのように遊び心で登山されたくないとのことです。

地元メディアもトップニュース

これは2017年11月2日のシドニーの地元新聞です。表紙にエアーズロックの写真と一緒にウルル登山が全面禁止になったニュースを報じています。テレビのニュースでもこの記事は紹介されており、オーストラリア国内でもトップニュースとして報じられました。

2019年10月26日はなんの日?

2019年10月26日はエアーズロックを含む「ウルルーカタジュタ国立公園」がオーストラリア政府からアボリジニのアナングコミュニティー(現在のウルルーカタジュタ国立公園の所有者)に返還されて34年目の記念日だそうです。

2019年10月26日までは登山できる?


現在ウルルの登山は可能です。もちろん、雨や強風など天候が原因でウルルの登山ができないことも多いです。ちなみに2015年にエアーズロックへ訪れた旅行者のうち16%が登山できたそうです。

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2019年10月26日以降に登山したらどうなる?

エアーズロックが存在するノーザンテリトリー州の法律によると、実刑2年と約600万円の罰金となります。今回の発表では、2019年10月26日以降は現在安全な登山のためにウルルに設置している手すり(鎖)をすべて撤去するとしています。手すりはウルルの中腹から頂上まで張り巡らされていて登山者はこの手すりをたよりに登山をしています。

これまでの経緯

オーストラリア政府は、ウルル登山を禁止するとウルルへの旅行者数が激変するとして、ウルルの登山禁止を決定してきませんでした。しかし、アボリジニの長老たちは神聖な場所として数億年前から大切にしてきたウルルが旅行客によって冒涜されているとして、ウルルの登山を禁止するオーストラリア政府に要請してきました。過去の記事はこちらになります。

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ウルル登山以外のツアー

現在ウルルの人気ツアーは4つあります。

登山しない場合、(雨のときなど)ウルルの麓を散策する「ベースウォーク」のツアーに参加します。2019年10月26日以降は、このウルル麓散策ツアーがメインツアーとして催行されると考えられます。現在のウルルツアーはこちらです。

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エアーズロック以外の観光場所

ウルルに登れなくても楽しみ方はたくさんあります。エアーズロック周辺には、風の谷やキングスキャニオンなど日本では体験できない旅行先が満載です。エアーズロックの基礎知識と定番ツアーのブログでも紹介していますので、旅行計画の参考にご覧ください。

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この記事を書いた人

ガッデム特派員 - ライター

シドニー滞在歴数十年。行ったことある国や都市で特に好きなところは:ボストン、ニューヨーク,リオン、パリ、ジュネーブ、ハワイ、西内まりや、バンコク、カンボジア、インド、ネパール、バリ、シンガポール、クイーンズタウン、トロント、ハミルトン島

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